昨年7月からネクストをご利用されているH様。
病気をされる前は一人暮らしで、料理をよくされておりましたが
病気を発症後は妹様を頼りに生活され、自ら活動することが減っておりました。
ネクストでも体力的にとても不安を感じておられ
ご利用当初は「きついからできない」「横になりたい」という発言も多くあり、運動に対して意欲的ではありませんでした。
そんなある日、デイの帰り道でマクドナルドの前を通った時に、
「昔はよくハンバーグを作ってたなぁ」と料理好きだったことが発覚‼︎
「こんな身体じゃ作れないな」「焼きそばを作って食べたいな」という、Hさまの挑戦したいという思いを後押ししたい‼︎と感じ、調理訓練実施に向け動き出しました!
まずはH様とスケジュールを立て、調理をするために必要な動作の確認、手先を使った訓練などを重ねました。
「自分の目で食材を見て決めたい」と言われ実際に買い物に行かれ、いざ調理へ🍳
左麻痺で左空間無視があるH様。
ピーマンを包丁で切る際に、ピーマンが動いたりと苦戦されてましたが、動かないように縦切りから横切りにしたり、物の配置を工夫しながら調理を進めました。
焼く時も10秒蒸して、麺に焦げ目いれてなどこだわりがありました。
初めは、1食分だけ作る予定でしたが材料が余っていた為「妹に!」ともう一食作られておりました。
帰って感謝の気持ちを伝えながらお渡しされ、妹さんからの「ありがとう」の言葉を頂いた時の表情は今まで以上に輝いていました✨
H様はその日、自宅で
「左手が使えないので包丁が使いづらい、立てればなんとかできそう」「紅しょうがを入れた方が良い」「今回は生麺を使ったが袋麺を使った方が時短になる」などご自身で反省や課題など考えられており、今後の調理訓練に向けての意欲に繋がりました。
また、調理後は「休みたい」の訴えが徐々に少なくなり、パワーリハビリや運動にも自ら取り組まれるようになりました。
以前は3分のパワーリハビリが今では10分継続できるようになり、気持ちと行動の変化がたくさん見られるようになりました!
今後も、Hさまの挑戦したい気持ちをスタッフみんなでサポートしていきます!