病院を退院されてから自宅で過ごされる事が多くなったH様。
元気に歩き続けたいと散歩を日課としていましたが、入院がきっかけで体力に自信がなくなり外出することも減ってしまいました。歩行評価をするために興味があった魚釣りへの企画を提案することで、外に出る機会をつくることが出来ました。出発前年齢が90歳のH様は杖での長距離に不安がありましたが、久しぶりに来た福山の海を見て「歩いてみたい」と自ら前向きな言葉を聞く事ができました。
福山港から釣具屋までの距離は往復500mほどの距離を15分かけて歩かれました。
途中で支えを必要とされる場面もありましたが、福山の景色を堪能しながらの歩行は苦しい表情ではなく、充実感と達成感に満ちた表情でした。
僅か15分間の歩行ですが環境を変えることで、より「やりたい」と思える意欲に繋がったのではないかと思います。今後H様が元気に歩き続けられるよう取り組んでいきます。