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はしるたいやきくん ②

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皆さんは、身近な高齢者の金銭感覚、買い物の仕方を知っていますか?

 

今回の企画は利用者さんとのお話で得た情報の中から、お金や買い物に対しての実際はどうなのか?

アセスメントも兼ねて実施しました。

 

お店での支払いはいつもは『誰かにやってもらっている』O様がたいやきの支払いをする時の一幕

[あんこ一匹¥200×4匹(ご家族お土産分)を購入予定]

(staff)「4匹買うといくらになりますか?」

(O様)『1匹200円でしょ?4つ、4?800円かね?』

(staff)「トレイにお金を出せますか?」

(O様)ゆっくりと財布の中から100円玉3枚、500円玉を1枚並べます。

(staff)「正解でーす👍」

(O様)『緊張したが!ははっ!自分で出せたがね〜』

そんな光景に周りからは拍手や笑い声が上がります😄

O様は環境が整えば、計算しお金も出せることが分かりましたが、セルフレジでの支払いは難しいのではないか?とケアマネに伝達、そしてご家族から店舗に口添えをしてくださり、『時代の変化によって課題を生じてるセルフレジに対して、お金の支払いをサポートを地域のお店が協力』してもらうことに繋げることができました。

自分で注文し、自分で支払った物を家族にお土産として届けれる…何年ぶりだろう♡

 

 

〜独居のご利用者、たい焼きを10匹注文された理由〜

『私が全部食べるの!滅多に買い物は行けないからね。1匹ずつラップに包んで冷凍しとくの。食べたいときににチンすればいいでしょ。たまにはオヤツも食べたいわよ。シニアカーでスーパーまで道が悪いし遠すぎる。食材と生活用品

より高いタクシー代も出せない!』と、買い物が安易ではないことを話され、

地方の買い物難民、高齢者の真の声を聞いたような気がしました。

その思いを知り、おやつをストックをしようとされる発想に驚かされ、考えさせられました…。

 

利用者さんはお腹も心も満たされる時間になりました。

私たちスタッフは、たい焼き購入を通し実際の買い物場面を見ることができ、普段の買い物に対しての思いを知ることができました。

Writer
末吉デイサービスセンターSUEYOSHI Day service center