みなさんこんにちは。ステップハート訪問看護ステーションの末永です。
今回ご紹介する利用者様は 呼吸器疾患での入院の影響から昨年12月退院時はベッドとポータブルトイレの往復すら苦しくてままならない状態であったK様です。
寒い時期は何をやっても呼吸が整わない「このままで、元の生活に戻れるのか、社会に役立つことがしたい」と常々おっしゃられていたK様
時間はかかりましたが熱心に自宅でのリハビリテーション、訓練としての入浴支援を繰り返した結果
・自宅のトイレに行けるようになった!
・シャワー浴も見守りで出来るようになった!
・自宅玄関まで歩行でいけるようになった!
・家族の車に乗り込み歯科受診もできた!
半年かかりましたが小さなステップをいくつもクリアし、すこしづつ自信を付けて、いよいよ次の大きなステップに進む時が来ました。
その一つが「電動カート」のレンタルです。これは今後、一人でも買い物ができるという大きなステップとなります。
梅雨時期ですので、雨天の間を縫って、店までの安全なルートを一緒に絞りこみ、スタッフ同行で行ってまいりました。
トラブルなく行く事が出来ました。道中の横断歩道では一般ドライバーが横断を見守り、店内では店員さんが出来ない事(支払いのタッチパネル)をサポートしてくださったり、なんとか買い物まで済ます事ができました。
ご本人様も人の暖かさに感動すらされていました。疲れは見えますが達成感に満ちた表情。
スタッフは、、、ただただ汗だくでした。。。。
訪問看護では長期的な目標に対し、前段階として階段状の小さな目標を達成していく事を推奨しています。
小さな達成による喜びを次の目標達成へのエネルギーに変えて。最終目標に向かってひたすらに看護とリハビリテーションに取り組んでいきたいと思います。