日本作業療法士協会による「作業療法」のこれまでの定義(1985年6月13日)
作業療法とは,身体又は精神に障害がある者,またはそれが予測される者に対
し,その主体的な生活の獲得を図るため,諸機能の回復,維持及び開発を促す
作業活動を用いて,治療,指導及び援助を行うことを言う.
日本作業療法士協会による「作業療法」の新定義(2018年)
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す
これまで私たち介護保険分野で活動していると、加齢による精神・身体機能の変化だけでなく住環境や地域の変化や個人因子が原因で参加が低下し維持することが難しくなった方などへ入る事が多くあります。健康と幸福を促進するという使命を明確にし、かつ生活行為が治療の対象となるという明言は現場作業療法士にとって非常に嬉しい変更です。