「お手紙に書いたのは、〜旅立つきみへ〜」

今日も元気なネクストの療育が始まります。

そんな一幕

子どもさんを乗せた車が到着し、降りてきたAくんから第一声、、、、

「今日は早く終わってね〜」

いつもには無い一言

そしてAくんから誰も聞いた事が無い一言

いつも楽しみにして来てくれてたくさん遊びたいと言ってくれるのに、、、

コーチは「え？？　どういうこと？」

と思わず言葉の真意を聞いたのでした。

お母さんがすかさず説明してくれます。

「今日お父さんが海外から飛行機で帰ってくるんです。この後空港に迎えに行くんです」

「あーそういうことですね！」

納得です。

部屋に入ると、ピョンピョンしながら「今日お父さんにお手紙を書きたいんだよね〜」

コーチは「そうなんだね！それならお手紙を書く時間も作ろうね！」

そして、机を準備して集中して書き始めました。

「きょうもいっしょにおふろにはいろうねって書きたいんだ」

おもちゃを買ってね、とか

どこかに遊びに行こうね、とか

ではなく、この子は「お風呂に入る」という日常を幸せに感じる事ができるとても素直な子どもさんだなーと感じました。

当たり前が当たり前じゃない、そんな日常に隠れている幸せを教えてくれるお手紙でした。

＜海外に飛び立つAくんへ＞

これまでねくすとにたくさんきてくれてありがとう。

あなたのやさしいところ、おとうさんおかあさん、いもうと、おともだちおもいなところはみんながしっています。そして、みんながたよりにしています。

じぶんのことだけじゃなくて、まわりにもやさしくできるすてきなかっこいいおにいちゃんになりましたね。とてもうれしいです。

ねくすとのこーちにもとってもやさしくしてくれてありがとう。すてきなおにいちゃんでいてね。

これからこーちたちにはできない、すてきなけいけんがまっているよ。たくさんあそんでたくさんあたらしいものをみてまなんでおおきくなってね！

そしておべんきょうもがんばってね！

こーちはいつでもおうえんしてきます。

げんきでいてね。

いままでありがとう

またあえるひをたのしみにしてるね！いってらっしゃい！