おはようございます!こんにちは!こんばんは!
ステップハート訪問看護ステーション、ステーション長の瀬崎です!
突然ですが皆様に質問です。
赤い炎と青い炎、どちらの温度が高いと思いますか?
正解は、青い炎です。
これは『色温度』といって色によって温度が変わる現象であり、赤い炎は約1500度、青色は約10000度と言われています(因みに黄色は3500度、白は6500度だそうです)。
単純に人で考えると、赤い炎は見るからに情熱家、青い炎は冷静な熱量といった印象がありますよね。
しかし実際は青い炎の持ち主の方が熱量があるのかもしれません。
今宵は、そんな青い炎を持っている当事業所職員のお話をさせていただきます。
彼の名前はK君。当社で初めて『新人』として採用した職員の一人です。
彼は実は、作業療法士の卵として当社の通所介護事業所に実習生としてきており、当時の彼は職員からだけではなく通所利用者様からも大変人気がありました。
物静かで真面目であり、言われたことに対して真摯に受け止めしっかりと予習復習をしてくる彼に対し、通所介護事業所のセンター長は『卒業したらうちにおいで』と声をかけたらしいです(本人談)。周囲もそれを心待ちにし、K君も入職を真剣に考えてくれていたようでした。
実際に面接に来てくれた時は当社のセラピスト全体が盛り上がりましたし、非常に有望な人財でしたので当事業所(訪問看護)に配属が決まった時は、とても嬉しかった事を覚えています。
訪問看護事業所での現在のK君は?
訪問看護でのリハビリは、利用者様の在宅に一人で訪問し、様々なことを評価しながらリハビリを行わなければなりません。
それは、リハビリとしての知識・技術だけではなく、本人・ご家族様と信頼関係を構築するために必要な接遇、困りごとや想い・希望を普段の会話の中から抽出するコミュニケーション能力や判断能力、等々、多岐に渡り必要になります。
社会人1年目でこれらを行っていくことは非常に大変な事です。
そして利用者様が最優先であるため迷惑をかけないよう、各先輩方が多くのことを指導していきます。
実際、臨床の場でもK君に対し苦言を頂くことは時折ありました。
それでもK君は負けずに、後悔をせず反省から多くのことを吸収し成長していきました。
物静かなところは変わりませんが、今では担当している業務は既存の職員より円滑に行うことができるようになり、真摯に対応することから利用者様からも好評を頂くまでになりました。
発言はまだまだ少ないものの、出てくる言葉からは徐々に自信が感じられ、利用者様のことを話す時は笑顔が見え始めた彼に私は問いました。
この先どうなりたい?
彼はまっすぐ私を見て即答しました。
『早くセンター長になって利用者様にもっと役立ちたいです』
物静かな彼から青い炎のような熱い情熱を感じた瞬間でした。
彼がそうなれるよう、そして利用者様に還元できるよう、これからもビシバシ指導していかなければなりません。
それがステップハート訪問看護事業所のステップアップにつながることを願いながら。
『在宅を支えきる、そして看取りきる』
この目標に向けて
また明日、がんばろ!!