K病院より一本の電話
「Kさんが食事が取れなくなりました。検査をしましたが原因は見つからずご家族様が自宅での看取りを希望されています。担当お願いできませんか?残された時間は1ヶ月程度・・・・」
ステップハート訪問看護ステーションで訪問していた方でご家族様の体調不良で施設入所されていた方でした。
訪問看護師として何度か訪問させていただいていたK様
訪問に行くと決まって
「あら〜きたのねぇ〜 お茶でも飲んでいかんね」
とおっしゃっていました。
担当!!!もちろんです。と病院に会いに行くと小さく小さくなっておられましたが
いつものK様でか細い声で「帰るよぉ〜」と
そこから自宅に帰るための準備をご家族様と急ピッチで開始
退院当日になりました。そろそろご自宅へお出迎えのために事務所を出ようとしたその瞬間
1本の電話が・・・・
ご家族様でした。
「いま母が病院で息を引き取りました」
え???
ステップハート訪問看護ステーション職員と驚きと涙が溢れ
急いでご自宅へ向かいました。
そこにおられたのはいつもと変わりなく休まれているK様でした。
ご家族様は食事が取れないK様のためにこれだったら食べれるのではないだろうかと手作りされ
帰ってこられる準備をされていました。
自宅ではなく病院で最後を迎えられたのは母として子を想うからだったのでしょうとご家族様
優しく、どんなに苦しくてもいつもニコニコ私たちに接してくださいました。
そんなある日 ご家族様よりサプライズ プレゼントをいただきました。
私たちはたくさんのご縁をいただき、大先輩方へ支援をさせていただいております。
本当にありがたく感謝!と次への活力をいただきました。
K様 ご家族様 本当にありがとうございました。