ある日、A様と一緒に屋外に出た時。
ふと車を見たA様。
「磨かんといかんね」と素手で窓を拭き始めました。
タオルを差し出すとそれはそれは丁寧に磨いてくださいました!
高いところも丁寧に丁寧に。
磨きながら一言。
「これはよか手触りじゃね、見違えるようだ」
昔から畜産業を営んでいたA様。
牛の品評会では何度も優秀な成績を修めてきたそうです。
「こげん磨けばなんでもキレイになる!」と生き生きと話してくださるA様を見て、
今まで育ててきた牛たちにもこんな風に愛情込めていたんだろうなあと、A様の誠実さを感じました。
そして、家族を養ってきた大黒柱なんだと尊敬しました!
認知症になっても昔からの役割は忘れないものです。
小さなことでも出来る事を大切に、向き合ってまいりたいと思います!