「農家の手伝いで散々やってきた」
「それが嫌で、自分は後を継がなかった」
でも・・・
「体が不自由になった今、芋掘りをやりたいという気持ちが出てきたんですよ」
そう言ってA様はスタッフへ相談されました。
その気持ちの変化に寄り添い実現するために、別の曜日に利用されているB様の畑で芋掘りを
させて頂けないか交渉しました。
他の人に芋掘りを体験して欲しいとの思いで、畑を再会されたB様。快く承諾してくださいまし
た。
実際に、畑へ出向き、車椅子でも作業できる様に机を用意しました。B様が掘った芋を、C様
が運び、A様がツルを切る。体が不自由でも、作業を分担してやれば一つ作業が成り立ちます。
孫のためにと、A様は一つだけあえてツルを切らずに持って帰りました。
芋の元の姿をみたお孫さんはどんな反応を見せるのでしょうか。
帰りの車内では「やっぱり行ってよかったですよ、こういう体になったから行きたくなったんでしょうね。いい経験しました。」
と満足そうなお顔でした。
「繋がりに感謝」