あるご利用者様が黙々と木を切っていました。その木はどんどん小さくなり、5センチ代の長方形になりました。その長方形は日に日に数を増やしていき、気づけば20個以上に・・・。気になったスタッフが尋ねると「ドミノだよ!子供たちが使えるように」。黙々と作っていた長方形は、療育で来られる子供たちのために、おもちゃを作っていたのです。その光景を見ていた他の利用者方が不思議と集まってきました。子供たちが怪我しないようにとヤスリがけ始めました。
気づけば五人もの方が、「何をしてるのー?」と声をかけてきて下さり、ドミノの輪は広がっていきました。
ある程度の個数ができてきて、ドミノの全体が見えてきました。すると、療育にきた子供さんが「倒していい?」と寄ってきました。トントントンと長方形のドミノが倒れていくのを、作った方は誇らしげに見られていました。最後まで止まらずに倒れた後は、皆さんで拍手喝采でした。共生型通所介護の素晴らしさを見れたような気がしました。
楽しいものは人を惹きつけます。お祭りがあれば、自然と行きたくなります。人に言われてやる課題よりも、意外と、自然にできた課題の方が、達成感、ワクワク感は生まれるのかもしれません。
リハケアガーデンネクストでした。
「拍手に感謝」