病院の先生からは「いつ亡くなってもおかしくない」と告げられた。
「でも、家に帰って一緒に家族と過ごしたい」の想いから在宅復帰へ。
子供さんや家族のいるいつもの家、いつもの部屋。
ケアマネのまゆみさん、訪問看護ステップハートのスタッフ
国分の通所のスタッフ、みんなで最後まで支えてくれた。
復帰すぐ、簡単ではあるが結婚式をたくさんの協力を頂きできた。
それからも、同級生が花火を打ち上げてくれたり
同僚が見舞いに来てくれたり、デイで大好きなラーメン食べたり
家族で公園に散歩に行ったり と3ヶ月もの時を家族と過ごした。
徐々にめまいや吐き気・意識障害も進行する中
訪問看護のスタッフは「何ができるか?」「どうしたらいか?」を毎日
向き合い、最後までやれることを一生懸命してくれていた。
奥様に何かしたいことありますか?と聞くと
「家族みんなで前みたいに川の字で寝たい・・・」
ご本人をベットからマットレスごと畳に移し、
ちょっと昔話だが、実はその彼とは、開業して3年目に半年だけ一緒に働いた。
正直、いい別れ方はしていなかった。 お互い若く意地だったんだと思う。
結婚式の時「わかる?俺だよ」と言った時の、ぎこちない雰囲気から
お互い笑顔で目を合わせられたことは、再び繋いでくれたスタッフの
おかげだと感謝しかない。
ありふれた普通の事を普通にしたくなる、
実はそれがすごく幸せなことなんだと地主園に気付かされた。
生きている事が、家族や仲間を感じれる事が、幸せな事なんだと。
心からご冥福をお祈りします。ありがとう・・・
そしてスタッフへ
「私らしい最後・・・」
そうしたいと思う想いを「現実」にしていく。
そんなチームを作りたいと会社を始めて、今、みんなの力で「 現実」に
できるようになった。 一人ひとりが想いを持って利用者に向き合ってくれる。
暑い日も寒い日も雨の日も、、、本当に本当にありがとう。