こんにちは。
ケアプランセンターガーデンです。
担当させていただいている74歳のご利用者様のご紹介をさせていただきます。
去年初めより奥様が急に転倒を繰り返すようになり、原因が分からずご主人が色々な病院に相談、水頭症の診断で手術が必要な状態であることが分かりました。
初めて介護保険を申請し、去年8月より訪問でリハビリ開始。
ご自宅を訪問させていただくと歩行の不安定さから毎回顔や足、違うところにあざができており、物忘れも出現しご主人も奥様の変化に戸惑い心配されていました。
それでもご主人が今の奥様の身体機能、認知機能を落としたくないと、どんなに転倒しても調理、洗濯は奥様の仕事とし、見守っていたことが印象的でした。
9月に手術を受け徐々に症状は改善、何度も練習を行い今年1月には一人で近所のスーパーまで買い物に行くことができるようになりました。
そして2月からはデイケアで車の運転のリハビリも開始、3月には警察署より運転許可も下り、4月に介護保険サービス卒業の運びとなりました。
今年はご夫婦の結婚50周年で、一緒に旅行に行くために十数年前より500円貯金を始め、ずっとその日を楽しみにされていました。
奥様が水頭症になり、ご主人は「もう50周年祝いの旅行にも行くことができないかもしれない」と考えたこともあったようです。
それでも4月にご夫婦で待ちに待った島根旅行に行くことができました。
ご主人が運転し7泊8日かけて九州、島根を回り、出雲大社や水族館等を観られ、見事な景色に癒されたと笑顔で土産話をしてくださるご夫婦の姿に、私もとても嬉しい気持ちでした。
介護保険を卒業されることで来月からご自宅を訪問することもなくなりますが、これからもご夫婦で仲良く、楽しい日々を過ごすことができるよう陰ながら見守らせていただきたいです。
介護保険卒業、本当におめでとうございます。