こんにちは!ステップハート訪問看護ステーション 新人セラピストの「レン」です!
現在担当させていただいているT氏は、自宅から出る機会が減り閉じこもりがちとなっていました。
犬、猫を飼っており散歩をできるようにと、自宅内外でのリハビリテーションもしてきました。
春から梅雨まで、天候に左右されながら訓練を継続してきましたが、なかなか成果が出ない状況でした。
そんな中、T氏とのコミュニケーションの中で盛り上がる話題は「去年も庭の一部を畑にしていたんだ」という話題。
お庭の手入れや畑仕事をしていたそうなので、訪問以外の時も少しでも体を動かす機会になればと「以前のように、畑を作り野菜を育ててみませんか」と相談、しかし、最初は「いや、いい、今の体力では無理だ、、、」とあまり乗り気ではなかったのですが、T氏から出る話題は畑や野菜に関する事でした。
ここはチャンスと判断、ケアマネさんや家族さんとも相談しつつ庭の畑化の計画が整いました。
ここまで整えてしまえば、T氏も「よし、やるか、トマト、ナスなどの苗を買ってきてくれ」と仰り、やる気スイッチはONとなります。
後はT氏にも、参加していただきつつ畑づくりをするだけ!
畑化当日は梅雨の合間の晴天!体調も万全ではないため、最初は遠巻きに指示を出していただく参加としていました。
しかし、指示を出しているだけでは物足りなかったのか、ついにT氏の体が動き始めました!
自ら鍬を持ち畑を耕す姿は今まで見た事ないような姿で、どんどん畑を耕していきます。
体調は万全ではないため心配でしたが「心が動くと、身体も動く」を実感しました!
肥料の撒き方も苗を植える作業でも、、、
T氏秘伝の方法があるらしく「つるが伸びる野菜は柵の近くだな」と私たちは指示に従うままに支援へとまわりました。
そして、ついに畑が完成!
T氏は、少し疲れた様子でしたが完成した畑を見て「よかった!」と笑顔で言ってくれました。
次からの訪問では「水やりしませんか」と提案、「今日はいいが」と1回目は拒む事も多いですが、「土が乾いているので、苗が、、、どうですか?」と促すと「そーやなー」と仰って、自らホースを持ち水撒きに取り組まれます。
苗達も少しづつですが成長しており、オクラの芽も出てきたと喜ばれていました🌱
最近は草取り用に鎌を新調する予定があるとかないとか、、、、
ご利用者様のやる気スイッチが入ると、想像以上の成果が出る事に驚きました。
そして、今後もこのように輝く沢山のご利用者様を支援していきたいと思いました!
今後、T氏の生活で畑の手入れなどが日課となるよう関わりを継続していきます。